「百人一首の呪」と近江神宮
Q.E.D.シリーズ(著者:高田祟史)
真榊大陸なる会社社長が自宅で殺される。真榊の死体の周囲には五枚の百人一首の札が散らばり、彼は一枚の読み札を掴んでいた。
その一枚とは
①白露に風の吹きしく秋の野は(読み札)(つらぬきとめぬ玉ぞ散りける)
他の四枚
②小倉山峰のもみぢ葉心あらば
今ひとたびのみゆき待たなむ
③ちはやぶる神代もきかず龍田川
からくれなゐに水くくるとは
④秋風にたなびく雲の絶え間より
もれいづる月の影のさやけさ
⑤夕さればかど田の稲葉おとづれて
葦のまろ屋に秋風ぞ吹く
我らが崇徳院さまの「瀬をはやみ」は入ってなかった……残念。
ちはやぶるが入ってますね。
ちはやぶると言ったら近江神宮!私の推し神宮です。
このお話の中で記憶の混線の描写があるのですが、時間のリセット感に優れているのがこの近江神宮なのです。
何故なら、こちらの神宮は日本で初めて水時計が作られた場所だから。
天智天皇は時の祖神。
ROLEXの火時計
こちらに伺うとスッキリ整った気持ちになります。体内時計の調整におすすめ。
崇徳院さまのカルタ
後鳥羽院さまのカルタ
道真公のカルタ
感想:崇徳院さまと道真公をお目付け役に両脇に置かれて、ヤンチャな後鳥羽上皇さまは大人しく為されていらっしゃるのでしょうか?
お正月にパシパシ札を弾かれてションボリされてるなら何だかお気の毒な気もします。